2020年01月28日
自作 踏み台 完成
唐突ですが、二段踏み台を作りました。

自作 二段踏み台
脚立や椅子でも代用できますが、やっぱりあると便利な踏み台。椅子に乗り降りするのも苦になってきた両親のためにステップ付きの二段踏み台を作ってみた。
製作コンセプトは「絶対的な安定性」。
踏み台は高いところに上がるので安定性は絶対条件。安定性を具体的に実現するには高い強度と安定感のある設計が重要になります。
市販品にも良いと思える物もありますが、踏み台のような簡単なヤツを作るのも楽しいので自作です。
この「RW-NBR」は理想的なデザインですね。作り始めてからコイツの存在を知りました。設計思想がほぼ同じ。実用性、インテリア的にオススメ。W350×D415×H460
他の市販品考察。
「踏み台 自作」でネット検索しても琴線に触れるようなものはあまり無いですね。安定性最優先ではあるけど、インテリア性も無視できない要素。

設計図
材料はSPF1×4材。高級材ではないですが、そこそこの硬さがあり加工性も良好でDIYでよく使われている木材。コケてぶつけた時に金属製より安心だし、木のぬくもりも無視できない要素。
折りたたみ式は初めから考えていません。移動中に勝手に変形したりすると鬱陶しいし、固定形状の方が剛性的に圧倒的有利。使い勝手もなにかと良いですしね。高さは48cmに設定してスツールとしても使えるようにした。
天板のサイズはW390mm×D264mmと広く設計。脚は極力四隅に配置して安定感を持たせた。

広い天板なので天板上での方向転換も安心。

乗り降りに便利なステップ
木材の角はトリマーで丸く処理。見た目が良くなり、ぶつけた時も大ケガになりにくい。
組み立てはほぞ継ぎ、相欠き継ぎ、ダボ継ぎ等でスマートに接合。釘やネジはエレガントさに欠けるので一切使わない。

ステップ板は相欠き継ぎ接合なので荷重をかけても安心。

脚の裏にキズ防止のため吸着マットを接着。
塗装は油性オイルステイン(マホガニ)で色を付けてから油性ニス(半つやクリア)を重ね塗り。半つやはテカテカしないので上品で落ち着いた感じになる。乾燥させたらヤスリ掛けで平滑にして再びニスを塗って仕上げ。SPF材は硬い木ではないので塗膜の強いニス塗りは必須。

未塗装状態。DIYの手作り感があります。

完成状態。上手く塗装すると完成度がグッと上がります。
●仕 様
サイズ:W390×D416×H480(天板:W390×D264)
質 量:約3.8kg
耐荷重 : 約100kg
●使用材料
・SPF 1×4 89×19×1820 3本
・丸棒 φ6mm
・吸着マット
・接着剤 コニシ 木工用ボンド
・接着剤 フランクリン タイトボンドIII
・接着剤 コニシ ウルトラ多用途U・S
・オイルステイン ニッペ マホガニ
・ニス ワシン 半つやクリア
●使用工具
・卓上スライド丸ノコ 日立工機 C6RSHC
・テーブルソー 14式中型自作テーブルソー
・テーブルソー プロクソン スーパーサーキュラーソウテーブル 28070改
・テーブルソー プロクソン ミニキュラーソウテーブル 28006改
・卓上トリマーテーブル TT350
・卓上ボール盤 レクソン DP2250R改
・トリマー リョービ TRE-60V
・サンダ リョービ S-555M
・サンダポリシャ リョービ RSE-1250
・ドライバドリル 日立工機 DS10DAL
・ドライバドリル 日立工機 DS10DFL
・ドリルガイド 神沢 K-801
・彫刻刀
・木工用ヤスリ
・金工用ヤスリ
・紙ヤスリ
・スポンジヤスリ
・カッター NTカッター
・ノコギリ
・ハンマー
・各種クランプ
■総 評
とにもかくにも、踏み台としての機能性第一で設計しました。安全に直結することなので絶対的な安定性を最重視。天板を広く、端に体重をかけても倒れない四隅に配置した脚。剛性を出すためのフレーム構造。ステップは地面と天板の丁度中間位置になるようにして昇降しやすくしました。安物家具にありがちなガタつきも皆無の工作精度! 質量は持ち運びに苦にならない3.8kg。デザインもヘタな市販品より上等だと思う。けど、もうちょっとエレガントな雰囲気が欲しかったかな…。次回があればもうちょっと格好良いの作ります。
仕上げはそれなり。高級家具調には達しませんね。(苦笑 材料費は1,000円ほど。
コイツもまずまず良い。質感が安物とは明らかに違う。後ろの脚が斜めっていれば尚よかった。
サイズ:W370 x D400 x H461
(下段ステップ高:251mm)
自作 二段踏み台
脚立や椅子でも代用できますが、やっぱりあると便利な踏み台。椅子に乗り降りするのも苦になってきた両親のためにステップ付きの二段踏み台を作ってみた。
製作コンセプトは「絶対的な安定性」。
踏み台は高いところに上がるので安定性は絶対条件。安定性を具体的に実現するには高い強度と安定感のある設計が重要になります。
市販品にも良いと思える物もありますが、踏み台のような簡単なヤツを作るのも楽しいので自作です。
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この「RW-NBR」は理想的なデザインですね。作り始めてからコイツの存在を知りました。設計思想がほぼ同じ。実用性、インテリア的にオススメ。W350×D415×H460
他の市販品考察。
「踏み台 自作」でネット検索しても琴線に触れるようなものはあまり無いですね。安定性最優先ではあるけど、インテリア性も無視できない要素。

設計図
材料はSPF1×4材。高級材ではないですが、そこそこの硬さがあり加工性も良好でDIYでよく使われている木材。コケてぶつけた時に金属製より安心だし、木のぬくもりも無視できない要素。
折りたたみ式は初めから考えていません。移動中に勝手に変形したりすると鬱陶しいし、固定形状の方が剛性的に圧倒的有利。使い勝手もなにかと良いですしね。高さは48cmに設定してスツールとしても使えるようにした。
天板のサイズはW390mm×D264mmと広く設計。脚は極力四隅に配置して安定感を持たせた。
広い天板なので天板上での方向転換も安心。
乗り降りに便利なステップ
木材の角はトリマーで丸く処理。見た目が良くなり、ぶつけた時も大ケガになりにくい。
組み立てはほぞ継ぎ、相欠き継ぎ、ダボ継ぎ等でスマートに接合。釘やネジはエレガントさに欠けるので一切使わない。
ステップ板は相欠き継ぎ接合なので荷重をかけても安心。
脚の裏にキズ防止のため吸着マットを接着。
塗装は油性オイルステイン(マホガニ)で色を付けてから油性ニス(半つやクリア)を重ね塗り。半つやはテカテカしないので上品で落ち着いた感じになる。乾燥させたらヤスリ掛けで平滑にして再びニスを塗って仕上げ。SPF材は硬い木ではないので塗膜の強いニス塗りは必須。
未塗装状態。DIYの手作り感があります。
完成状態。上手く塗装すると完成度がグッと上がります。
●仕 様
サイズ:W390×D416×H480(天板:W390×D264)
質 量:約3.8kg
耐荷重 : 約100kg
●使用材料
・SPF 1×4 89×19×1820 3本
・丸棒 φ6mm
・吸着マット
・接着剤 コニシ 木工用ボンド
・接着剤 フランクリン タイトボンドIII
・接着剤 コニシ ウルトラ多用途U・S
・オイルステイン ニッペ マホガニ
・ニス ワシン 半つやクリア
●使用工具
・卓上スライド丸ノコ 日立工機 C6RSHC
・テーブルソー 14式中型自作テーブルソー
・テーブルソー プロクソン スーパーサーキュラーソウテーブル 28070改
・テーブルソー プロクソン ミニキュラーソウテーブル 28006改
・卓上トリマーテーブル TT350
・卓上ボール盤 レクソン DP2250R改
・トリマー リョービ TRE-60V
・サンダ リョービ S-555M
・サンダポリシャ リョービ RSE-1250
・ドライバドリル 日立工機 DS10DAL
・ドライバドリル 日立工機 DS10DFL
・ドリルガイド 神沢 K-801
・彫刻刀
・木工用ヤスリ
・金工用ヤスリ
・紙ヤスリ
・スポンジヤスリ
・カッター NTカッター
・ノコギリ
・ハンマー
・各種クランプ
■総 評
とにもかくにも、踏み台としての機能性第一で設計しました。安全に直結することなので絶対的な安定性を最重視。天板を広く、端に体重をかけても倒れない四隅に配置した脚。剛性を出すためのフレーム構造。ステップは地面と天板の丁度中間位置になるようにして昇降しやすくしました。安物家具にありがちなガタつきも皆無の工作精度! 質量は持ち運びに苦にならない3.8kg。デザインもヘタな市販品より上等だと思う。けど、もうちょっとエレガントな雰囲気が欲しかったかな…。次回があればもうちょっと格好良いの作ります。
仕上げはそれなり。高級家具調には達しませんね。(苦笑 材料費は1,000円ほど。
コイツもまずまず良い。質感が安物とは明らかに違う。後ろの脚が斜めっていれば尚よかった。
サイズ:W370 x D400 x H461
(下段ステップ高:251mm)
◎コメントは内容確認後に掲載となります。なお、責任持てないので技術的質問には原則応じていません。