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2018年09月29日

自作キッチンワゴン 完成!

 キッチンワゴン やっと完成しました。

自作キッチンワゴン
自作キッチンワゴン

 もっと簡単に作れると思っていましたが、予想以上にかかってしまった…

 今回のキッチンワゴンは料理運搬を目的としたもの。業務用で言うところのサービスワゴンの小型版といったところでしょうか。キッチンワゴンなんて市販品がいっぱいあるけど、どれもイマイチで琴線に触れない。

イマイチ…

 なんか作りが安っぽいというか、キャスターに小さいプラスチック製を使っていて振動吸収性がまったく考慮されていなかったり、使い勝手が悪そうだったり…。ホテルなどで使われているステンレス製のサービスワゴンもゴツ過ぎてダメ。

 こーゆーレストランで使われているような木製の重厚なタイプも雰囲気的にいいですけどね。ただ、今回の用途には不向き。

エコノミーサービスワゴン木製

 ということで、自作です。旅館などで使われているような和風チックな情緒あるデザインを志向してみる。

 自作キッチンワゴンの特徴は以下の通り。

取り外し式トレー(脇取盆)
高剛性フレーム
振動吸収構造
ストッパースタンド
デザイン
その他


設計図

 ちょっと大きいお盆と補助お盆の設置と、最下段に2.2Lのポットが置けるスペース、そして振動吸収性能。これらの条件をを満たしつつ家の中で使いやすいサイズを模索。

 フレームはアルミ材を使用。木材だと剛性を高くしようとすると太くなってしまいコンパクト性が損なわれるので木製フレームは見送った。

キッチンワゴン設計図

 ハンドルはワゴン本体からちょっと離して足にぶつからないようにした。ちょこちょこ歩くのはうざったい。


    取り外し式トレー(脇取盆)

 今回のキッチンワゴン最大の特徴とも言えるのが取り外し式のトレー(脇取盆)です。

脇取盆
キッチンワゴン専用脇取盆

※脇取盆(わきとりぼん)とは…
飲食店や旅館などで料理を運ぶ大きめのお盆。木製の和風タイプと金属製の欧風タイプものがある。

 サイズはトップトレーが540mm×340mm。セカンドトレーが400mm×340mm。

 通常のキッチンワゴンは天板がフレームに固定されていて、その上にお盆や皿を置きますが、本キッチンワゴンは天板そのものをお盆として使えるようにして利便性を高めました。上部のトップトレーが取り外すせるのでセカンドトレーへのアクセスも容易となる。


セカンドトレーへのアクセスが容易となる設計。

 フレームの一部を設置しない構造にしてセカンドトレーの出し入れをしやすくしている。


トレーがなくてもワゴンとして使えるよう、板を設置。

脇取盆裏側
運搬中にズレないよう脇取盆の底にズレ防止の出っ張りを取り付け。


    高剛性フレーム

 フレームにアルミ材を使用。前後のフレーム枠内に2mm厚アルミ板4枚をジョイントに使いスマートに剛性を確保。その前後フレーム枠をプレートで接続することで業務用サービスワゴンに匹敵する高剛性を実現しました。


軽量高剛性アルミフレーム

 なんか大学の研究室にある自作装置を組み込んでいるフレームのような無骨さ。(苦笑 剛性を出そうとしたらおのずとこんな感じになりますね。自分としたら嫌いじゃないけど、キッチンワゴンぽくはないかも。


プレートで接続することで剛性アップ。

 精度も0.1mm単位で組み立てたのでプロ仕様に匹敵するクオリティを実現。精度の高さは安定性の高さに直結します。

・目の字形状フレーム
 よくあるロの字形状では応力によって歪みが生じやすいが、内側にパイプを配置することで剛性がアップし歪みを抑えることができる。バイクにも目の字断面アルミフレームというものがありました。


目の字形状フレーム。上から見た状態。


ロの字形状だと歪みやすい。

 あとはセカンドトレー部分と底に板を設置してさらに歪みを低減。


ピッタリサイズの板をフレームにハメ込んだ上でネジ留めすることにより剛性が大幅アップ。

 一般ご家庭用ではあり得ないレベルの高剛性・高精度フレームです。ムフー   
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Posted by あらら at 00:15Comments(0)キッチンワゴン

2017年12月20日

キッチンワゴン 工程02

 フレームがほぼ完成。


アルミ構造。

 アルミフレームは2mm厚アルミ板4枚重ねのジョイントとプレート接続で高剛性を実現。


プレート接続。

 キッチンワゴンと言うより、大学の研究室にある自作装置を組み込んでいるフレームのようですね。剛性を追求するとおのずとこんな感じになる。

 あらら独自開発のストッパースタンドを実装。


たぶん、世界初のストッパースタンド機構。点ではなく線の接地なので安定性抜群。

 フレームに取り付ける板の塗装。


本塗りの前にとりあえず墨汁で真っ黒にしておく。この後スプレー塗装、ニス塗装。

 次はワゴンに取り付けるハンドルとトレー(お盆)の製作。

 作業はまだまだ続く。



Posted by あらら at 22:29Comments(0)キッチンワゴン

2017年12月02日

キッチンワゴン 工程01

 キッチンワゴンのフレーム材製作。剛性とコンパクト性を考えアルミ材を使います。

 卓上スライド丸ノコはテーブルソーよりシャープな切断ができるので、可能な限りC6RSHCを活用。チップソーはマキタのアルミ用A-48474

日立工機 C6RSHCマキタ アルミ用 A-48474



小さいアルミ材もカットできるように自作バイスを卓上スライド丸ノコに取り付けている。レーザーマーカー超便利。

 アルミ角パイプの中に補強材を挿入。


アルミ材とアルミ複合板で作った補強材。キチキチに作ってハンマーで叩き込む。


角のジョイントに使う補強材。こっちもアルミ材とアルミ複合板。


キッチンワゴン素材の8割方はアルミ材。

 パーツを揃えたら次は組み立てです。

アルミ材販売
アルインコアルミ型材通販ショップ
オンラインショップ e-金物
秘密基地
東急ハンズ
門真メタル ストア
ティーアップ

タグ :自作アルミ


Posted by あらら at 02:02Comments(0)キッチンワゴン

2017年11月29日

キッチンワゴン計画発動

 デスクこたつ計画も始動したばかりですが、新たにキッチンワゴン計画も発動させました。

 今回のキッチンワゴンは以前製作したキッチンサイドワゴンとは別用途の代物で、食事運搬を目的とした構造になります。

 キッチンワゴンは市販品にもたくさんありますが、あららの作る物は当然ひと味違ったオリジナルデザイン。使い勝手を第一に考えて市販品には無い機能を盛り込む予定。剛性と質感、デザインも頑張ります。

 市販のキャスターに付いているストッパーは使い勝手がイマイチの上、すぐイカレるので信用できないためオリジナルのストッパー機能を思案。想像力をフル稼働させてなんとか目処がつきました。スマートかつ確実性を両立させるのにちょい苦労。予算は1万円。



 安いヤツなら3,000円くらいからありますが、そんなもんじゃ到底満足できません。剛性の無いヒョロいフレーム。振動をもろに伝えるプラスチック製のキャスター。走行安定性に欠ける小さい車輪。業務用も一般家庭では大きすぎて使いにくい。

 使いにくい道具は悪。自作するしかないでしょう。



Posted by あらら at 03:31Comments(0)キッチンワゴン